デザインのお仕事(アグネス宝石)

初めてデザインのお仕事をいただきました。

きっかけは、25年前に買ったシルバーのペンダントと指輪を修理しようとしたこと。

地金の価格が高いゴールドやプラチナのアクセサリーを修理する店は多いのですが、シルバーを修理する店は、それほど多くありません。

ネットで見つけた「アグネス宝石」さんが、銀製品の修理を扱っていると知って出かけました。

修理してもらったペンダントと指輪。ペンダントは石の研磨。指輪は安物のオパールをオニキスに替えてもらいました。

女性店長に、色鉛筆でワークショップを開いていることをお話して、「ぬりえほん」の「黒花火」をお見せしました。

「宝石のデザインに使える」とのことで、デザイン料をいただき、「宝石のデザインをしてみませんか」という話になりました。

宝石のデザインは、石や金属の性質を知っていないとできないので、デザイナーなら、誰でもできるわけではありません。

「黒花火」と宝石のルース(裸石)

アグネス宝石は、大阪商工会議所に所属する、南船場の宝石卸の店です。

「先々代の集めた糸魚川翡翠を売る方法を考えてほしい」

糸魚川翡翠は、富山県の糸魚川流域で採れる翡翠で、天然記念物に指定された現在では、山から石を切り出すことが禁じられています。

大変な貴重品ですが、デッドストックになっている翡翠を、どうやって活かすことができるか。

100年前の糸魚川翡翠

まあ、すぐにできる話でもないですが、じっくり取り組んでいこうと思います。