絵を描く子ども・字を書く子ども

豊中市立熊野田小学校の絵本イベント。
ページいっぱいに「すみっこぐらし」「ポケットモンスター」と好きなキャラクターを描く子がいる一方で、自分で考えたキャラクター「サメじじい」「カレンダーくん」で物語を描く子がいます。

ここで「好きに書いていいよ」と言って、いきなり字を書きだす子は、図画工作の時間に何を描いていいか悩む子、絵を描く子は国語の作文で苦しむ子でしょう。
実は「書くのも描くのも得意」という人は、あまりいないのです。

私自身、美術の評価は5段階評価で「2」でした。その当時の美術は水彩画が主流。水彩絵の具を水で溶く作業で失敗して、絵を描く以前に「この子は不器用だから2」だったのです。

自分の小説に自分で挿絵をつけたくて、独学で絵の勉強をして、色鉛筆のイラストコンクールで入賞しても、いまだに美術で「2」がついていたコンプレックスから抜け出せていません。

だから、自分で子どもに優劣をつけることに抵抗があるのです。