2020年6月1日 / 最終更新日時 : 2020年5月29日 yuka むかしのことば 夏 水無月の色…紫陽花色(あじさい色) 水無月は紫陽花色 毎日のように雨が降り続く6月に咲き乱れる紫陽花。 紫陽花の語源はアジ(集)サイ(藍)です。 雨に打たれながら、小さな花が寄り添って美しく咲く姿は、梅雨のうっとうしい日々に、ひと時のすがすがしさを与えてく […]
2020年5月1日 / 最終更新日時 : 2020年4月30日 yuka むかしのことば 春 皐月の色…若苗色 皐月の色…若苗色 吹き渡る風がさわやかになる5月。5月の色は「若苗色」。 稲の苗がではじめたころの緑色で、田植えの頃には「苗色」になります。 稲の苗が「若苗色」の頃、山の木々は若葉が出そろって「若葉色」に、そして田に水が […]
2020年4月1日 / 最終更新日時 : 2020年3月29日 yuka むかしのことば 春 卯月の色…桜色 桜色は山桜の色 桜色に衣は深く染めて着む 花の散りなむ後の形見に 紀有朋 (きのありとも) 『古今和歌集』 桜色は赤みを含んだ淡い紅色のこと。 西洋の桜色「チェリー」は桜の実の皮の色で濃紅色ですが、日本の桜色は「山桜」 […]
2020年3月1日 / 最終更新日時 : 2020年2月29日 yuka むかしのことば 春 弥生の色…桃色(ももはないろ) 弥生の色…桃色(ももはないろ) つきそめの浅らの衣浅らかに思ひて妹に逢はむものかも 『万葉集』巻十二。 奈良時代から女性に愛された「ももはないろ桃色(ももはないろ)とは、桃の花のような淡い紅色のこと。 鴇色 […]
2020年2月1日 / 最終更新日時 : 2020年1月19日 yuka むかしのことば 冬 如月の色…氷色(こおりいろ) 如月の色…氷色(こおりいろ) 雲はらふ 比良の嵐に月さえて 氷かさぬる真野のうら波 源経信 経信集 一年で一番寒い時、2月の冷たさと、凛とした空気を感じさせる美しい歌です。 氷が青く見える理由 なぜ、氷は青く見えるんでし […]
2020年1月1日 / 最終更新日時 : 2019年12月31日 yuka むかしのことば 冬 睦月の色…朱(しゅ) 命を象徴する色…朱 八百よろづそこらの神のとしなみに よるひるまもる君が御代かな (新続古今和歌集 二十神祇 前中納言匡房) 「朱色(しゅいろ)」は黄を帯びた鮮やかな赤。 日本の最も古い色のひとつで、縄文時 […]