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「北摂叢書」を立ち上げた時、私は48歳。

結婚して23年、結婚3年目に義母が倒れて介護生活に入りました。

気がつけば48歳。
同世代が子供を育てて、孫が生まれる話をしているのに、私ときたら、ただただ介護ばかりしていた。

結局、私には何もできなかった……

人生80年の折り返し地点を過ぎています。
残りの時間で何がやれるのか。
生まれ育ってきた北摂のために何をお返しできるのか。
自分に何ができるのか。

考えに考えた末に出た答えが「北摂叢書」でした。
「守り継ぐための出版支援事業」
それが「北摂叢書」のミッションです。
北摂に埋もれている優れた資料を掘り起こし、本や電子書籍の形にして、できるだけ多くの人に読んでいただき、国立国会図書館蔵書・地元の図書館蔵書・電子書籍の3つの形で次の世代のために残す。
だから「出版しませんか」と無理にお勧めしません。
書きたい思いの強い文章なら、たとえ拙い表現でも、よい作品が仕上がりますが、そうでないものは、後世に伝える価値のない作品になってしまうからです。

「ネットにあげれば無料で永久保存できる」
資料を保全する図書館側でも、最近主流になっている意見ですが。

ネットの無料サービスは広告費で成り立っていて、その企業や自治体の広告費が減って収益が悪化すれば、いともたやすくサービスが打ち切られます。

もちろん、データはすべて消去されます。

やはり、現時点では、数千年前の文献ですら残せる「紙」の方が強いです。

これから「北摂叢書」に対する私の思いを少しずつ書いていきます。